象徴
ろくぶんぎ座
ろくぶんぎざ 別名:Sextans・Sex・Sextant意味
ろくぶんぎ座は、面積313.515平方度のIAU星座です。学名はSextans、略符はSexで、17世紀の天文学者ヘヴェリウスが恒星位置の測定に使った天文用六分儀を表します。
解説
六分儀は、離れた二つの天体の方向がつくる角度を測る器具です。ヨハネス・ヘヴェリウスと妻エリーザベトは、この器具で恒星の位置を測りました。1679年の火災は私設観測所の器具や蔵書を焼失させましたが、六分儀は1690年刊の星図でSextansとして描かれています。
ろくぶんぎ座の方向には、矮小不規則銀河Sextans Aがあります。矮小不規則銀河とは、天の川銀河より小さく、整った渦巻や楕円の形を持たない銀河です。Sextans Aは地球から約440万光年離れ、直径は約5000光年で、水素とヘリウムより重い元素が少ない性質を持ちます。
占術で基準を置くこと、二つの選択肢の差を測ること、判断前に位置を確かめることへ結び付ける読みは、六分儀の測角機能から広げた現代的な連想です。ヘヴェリウス夫妻の観測史が示すのは器具の実用と星座の成立で、Sextans Aの性質は現代天文学の観測事実です。二つの根拠を分けると、星座名から作る象徴の範囲が明確になります。