象徴
みなみのさんかく座
みなみのさんかくざ 別名:Triangulum Australe・TrA・Southern Triangle意味
みなみのさんかく座は、三つの明るい星が三角形に見える南天の星座です。学名はTriangulum Australe、略符はTrAで、IAUが定めた面積109.978平方度の天域を指します。
解説
この星座は、1590年代にペーテル・ケイセルとフレデリック・デ・ハウトマンが行った南天観測を土台とし、ヨハン・バイエルの1603年の星図『ウラノメトリア』に収録されました。現存資料では、観測、星座の区分、刊行に複数の人物が関わっています。誰を一人の考案者とするかには不確実さが残ります。
三角形の一角に見える最も明るい星は、みなみのさんかく座α星アトリアです。IAUはAtriaを固有名として認定し、見かけの明るさを1.91等と記録しています。北天のさんかく座は古代の星座ですが、みなみのさんかく座は近世の南天図で定着しました。名前と図柄は似ていても、成立した時代と天域が異なる二つの星座です。
占術で三点の協力や均衡へ結び付ける読みは、星図の三角形から広げた現代的な連想です。トラインはホロスコープ上で天体同士が約120度離れる配置を指します。みなみのさんかく座で星を結んだ図形と、トラインの120度は別の基準で決まります。