象徴

カリーナ星雲

かりーなせいうん

意味

カリーナ星雲は、りゅうこつ座の方向へ約7500光年先にある星形成領域NGC 3372です。星形成領域とは、ガスと塵が集まり、新しい恒星が生まれている場所を指します。カリーナ星雲には、若い星団や不安定な大質量星りゅうこつ座η星もあります。

解説

若く高温の大質量星が放つ紫外線と恒星風は、星を生んだガスと塵を削り、空洞や柱を形作っています。その一方で、濃い雲の内部では新しい星の形成が続きます。ハッブル宇宙望遠鏡の画像は、こうした領域の中央部を約50光年の幅で捉えたものです。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で知られる「宇宙の崖」は、より広いカリーナ星雲複合体の一角にあるNGC 3324を写しています。画像に見える崖の正体は、紫外線と恒星風に削られたガスと塵の縁です。NGC 3372の全体像と、NGC 3324の拡大画像を同じ範囲として混同しないことが大切です。

占いでこの天体を読むなら、外から受ける圧力と内部で進む形成を分け、「厳しい条件の中で今も育っているものは何か」と問い直せます。創造や激変へ結び付ける読みは、近代以降の観測画像とりゅうこつ座η星の観測史から生まれた現代的な比喩です。