占星術
かに星雲
かにせいうん 別名:Crab Nebula・M1・NGC 1952意味
かに星雲(M1)は、約6500光年先の牡牛座の方向にある超新星残骸です。1054年に観測された恒星の爆発で生まれ、中心には高速で自転する中性子星のパルサーがあります。
解説
超新星残骸は、恒星が爆発した後に広がるガスや塵です。かに星雲では、爆発で残った中性子星が一秒間に約30回転し、磁場に沿って放射を出します。その放射が周囲の粒子へエネルギーを与えるため、星雲の内部は現在も光っています。
1054年、中国や日本の観測者は昼間にも見える新しい星を記録しました。現代の観測では、かに星雲のガスが膨張を続けており、その位置と動きが古い記録の超新星に対応します。
シャルル・メシエは、彗星と紛らわしい動かない天体を一覧にまとめ、この星雲を最初の項目M1としました。「かに」という呼び名は、ロス卿が1844年に望遠鏡で見た姿を描き、脚のある甲殻類に似ていると受け取ったことに由来します。
かに星雲が見えるのは牡牛座の範囲であり、蟹座の範囲ではありません。占星術で参照する場合は、1054年の客星、現在の超新星残骸、19世紀に付いた動物名を別々の背景として記します。