占星術

ヒアデス星団

ひあですせいだん 別名:Hyades・Melotte 25

意味

ヒアデス星団は、約150光年先の牡牛座でV字を作る、太陽系に最も近い散開星団です。橙色のアルデバランは同じ方向に見えますが、約65光年先にある手前の別の恒星です。

解説

ヒアデスの星々は6億年以上前に同じガス雲から生まれ、共通した動きを見せます。散開星団は、同じ起源を持つ星が重力で緩く集まる天体です。星の一部は時間とともに外へ離れ、ガイアの観測では星団から延びる長い潮汐尾も確認されています。

牡牛の顔に当たる大きなV字は肉眼で見つけられ、双眼鏡では百個を超える星を追えます。アルデバランはV字の一角に重なって見えるため、星団の一員と誤解しやすい星です。

古代の伝承では、ヒアデスは牡牛座に置かれた姉妹たちで、雨の季節や兄ヒュアスへの嘆きと結び付けられました。系譜や人数には複数の説があります。占星術で雨や涙の象意を用いる場合は、古代伝承に由来する連想であり、星団の物理的な構造ではないと区別します。