占星術

接眼レンズ

せつがんれんず

意味

接眼レンズは、望遠鏡の対物レンズや主鏡が焦点に作った像を、目で見やすい角度まで拡大する光学部品です。望遠鏡本体との組み合わせによって、倍率、見える空の範囲、目の置きやすさが変わります。

解説

倍率は、望遠鏡の焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割って求めます。焦点距離1000ミリメートルの望遠鏡に20ミリメートルの接眼レンズを付けると50倍、10ミリメートルなら100倍です。同じ望遠鏡では、焦点距離の短い接眼レンズほど倍率が高くなり、そのぶん一度に見える空の範囲は狭くなります。

接眼レンズの「見掛け視界」は、のぞいたときに視野がどのくらい広がって見えるかを角度で表す値です。「アイレリーフ」は、視野全体を見渡せる目とレンズの距離を指します。複数のレンズを組み合わせる設計によって、視野の広さ、像のゆがみ、目の置きやすさが異なるため、観測対象や眼鏡の使用に合わせて選びます。

倍率を上げても、望遠鏡が集める光の量や解像できる細部が増えるわけではありません。口径、光学系の状態、大気の揺らぎに見合わない倍率では、像が大きく暗く見えるだけで、細部は増えません。カメラで撮影する場合は接眼レンズを外し、望遠鏡の焦点へ検出器を置く方式もあります。接眼レンズは眼視観測の部品であり、出生図の計算は天体暦と出生日時・場所を使って別に行います。