占星術

屈折望遠鏡

くっせつぼうえんきょう

意味

屈折望遠鏡は、鏡筒の前方にある対物レンズで天体の光を屈折させ、焦点に像を結ぶ望遠鏡です。焦点に接眼レンズを置けば像を拡大して見られ、カメラなどの検出器を置けば画像や測定値として記録できます。

解説

遠い天体からほぼ平行に届く光は、対物レンズを通ると焦点へ集まります。対物レンズの直径が「口径」で、口径が大きいほど多くの光を集められます。接眼レンズは、対物レンズが作った像を目で見やすい大きさに拡大する部分です。

屈折式の望遠鏡は1608年ごろにオランダで現れ、ガリレオ・ガリレイは1609年に改良した望遠鏡を天空へ向けました。その観測では、月面の起伏や木星の周囲を回る四つの明るい衛星が記録されています。単レンズは光の色ごとに異なる位置へ焦点を結ぶため、像の縁が色づく「色収差」を生じます。18世紀には、光の分散の異なるクラウンガラスとフリントガラスを組み合わせ、このずれを減らす色消しレンズが実用化されました。

大きな対物レンズには、光が通る内部まで均質なガラスが必要で、両面を精密に仕上げなければなりません。しかも、鏡のように背面から支えられず、周囲で支えると自重でたわみやすいため、大口径化には制約があります。屈折望遠鏡が直接とらえるのは天体から届く光です。出生図は、観測から整備された天体暦と出生日時・場所を使って別に計算します。