象徴

天秤

てんびん

意味

天秤は、支点をはさんだ竿の両端に載せた物の重さを比べる計量器です。二つを釣り合わせる形から、図像では判断の公平さ、取引の条件、選択の比較を考える手掛かりにもなります。

解説

二皿天秤では、既知の分銅と測りたい物を同じ場所で比べます。釣り合った時、二つの物の質量を比較できます。NISTが説明するように、二つの物に働く重力が同じ装置の上で釣り合う仕組みです。ばねばかりや電子はかりとは原理が異なります。描かれた皿、分銅、支点、針から、何を比べる場面かを追えます。

天秤を持つ正義の像は、判断の釣り合いを表す図像の一例です。メトロポリタン美術館は、16世紀の《Jurisprudence》を、剣と天秤を持ち、天秤が判断の均衡を示す作品として解説しています。天秤だけが描かれる場合は、正義、取引、選択のどれかに決めず、皿に載る物、人物の動作、片方が傾くかを確かめます。

占いで天秤を手掛かりにする時は、どの基準を双方へ適用するか、情報や負担をどう分けるか、比較に足りない材料は何かを整理します。釣り合いの図像は、判断の手順を点検する比喩です。結論には、比べた事実と採用した基準が必要です。契約、裁判、税金に関わる選択では、記録と適用される規則を確認し、必要に応じて資格を持つ専門家へ相談します。