象徴
北十字
きたじゅうじ 別名:Northern Cross意味
北十字は、はくちょう座の明るい星を十字形に結んだアステリズムです。国際天文学連合(IAU)が境界を定めた星座は「はくちょう座」であり、北十字はその中に見る星の並びの呼び名です。
解説
十字の長軸はデネブから中央のサドルを通り、アルビレオへ伸びます。サドルからはくちょう座δ星とε星を結ぶ方向が短軸です。同じ星列を白鳥として見ると、長軸が尾からくちばしへ続く胴、短軸が左右の翼に当たります。
はくちょう座が見やすいのは、北半球の夏から秋です。長軸は天の川の帯に沿い、街明かりのある空では十字を作る明るい星が主に見えますが、暗い空へ出ると白鳥の首や翼の弱い星までたどれます。夏の大三角の一角でもあるデネブが、北十字を探す最初の目印です。
占術で十字を「二つの優先事項が交わる場所」と読むなら、根拠は空に見える形からの現代的な連想です。仕事と家族など二つの予定が衝突する相談では、まず主軸に置く目的を決め、横から加わる条件を整理する手掛かりにできます。この読みは十字形の見え方に基づき、各恒星の物理的性質や白鳥のギリシャ神話とは別のものです。