占星術
アルビレオ
あるびれお 別名:Albireo意味
アルビレオは、はくちょう座β¹星の主星Aaに国際天文学連合(IAU)が認めた固有名です。肉眼では一つの星に見えますが、望遠鏡では橙色のAと青色のBに分かれ、色の対比を観察できます。
解説
望遠鏡で離れて見えるAとBは、同じ方向に並んでいるため、観測上は二重星です。ただし、互いに回る物理的な連星かどうかは、距離や固有運動の測定に不確かさがあり、研究の結論も分かれています。見た目の二重星であることと、重力で結ばれていることは別の問いです。
一方、橙色に見えるAの内部では、AaとAcが軌道運動することが120年以上の観測から確かめられました。2020年の研究は約122年の周期を求め、未検出の成分が加わる階層的な三重星である可能性も示しています。そのため、望遠鏡で見えるAとBを、そのまま二つだけから成る連星と考えることはできません。
Albireoという名は、写本と翻訳の取り違えを重ねて生まれました。プトレマイオスが白鳥座を「鳥」と呼んだギリシャ語がアラビア語、ラテン語へ移る途中、注記の末尾にあったab ireoがβ星の名として読まれ、ルネサンス期までにAlbireoとなりました。恒星占星術では、望遠鏡で見える色の対比から、対照や協調を読む例があります。天文学の観測結果とは異なり、色の見え方から導かれた象徴的な解釈です。