占星術
メンカル
めんかる 別名:Menkar意味
メンカルは、くじら座α星に付けられた固有名です。見かけの等級は2.54。赤みを帯びたM型巨星で、地球から約249光年離れています。
解説
スペクトル型はM1.5 IIIaです。M1.5は表面温度が低く赤みを帯びて見える恒星、IIIaは巨星のなかでも明るい側にあることを示します。
αという符号が付いていますが、現在のくじら座で最も明るく見える星ではありません。メンカルは2.54等、β星のディフダは2.04等です。等級は数値が小さいほど明るいため、肉眼ではディフダの方が明るく見えます。
Menkarは、アラビア語で「鼻孔」を意味するal-minkharに由来します。もとはくじらの鼻に置かれたλ星の説明でしたが、中世のラテン語星表で、顎に当たるα星へ移されました。国際天文学連合は2016年、この移った後の用法をくじら座α星の固有名として承認しています。
古典占星術では、プトレマイオスがくじら座の星々へ土星の性質を配しました。これは海の怪物という図像を読むための古代の分類です。M1.5 IIIaというスペクトル型、距離、見かけの等級は観測に基づく情報であり、図像上の意味とは根拠が異なります。