占星術
フォーマルハウト
ふぉーまるはうと 別名:Fomalhaut意味
フォーマルハウトは、みなみのうお座α星Aに付けられた固有名です。見かけの等級は約1.2で、同星座で最も明るい白い主系列星として、秋の南の空で目立ちます。
解説
スペクトル型はA4 Vです。Aは白く見える高温の恒星、Vは中心部で水素を燃やす主系列星であることを示します。年周視差から求めた距離は、およそ25光年です。
恒星の周囲には、天体同士の衝突で生じた塵が集まるデブリ円盤があります。2023年にNASAが公表したジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測では、内側から外側まで三重に重なる塵の帯が捉えられました。この構造だけで惑星の存在が確定するわけではありません。
固有名は、アラビア語で「南の魚の口」を意味する語に由来します。西洋の星図でも魚の口に当たる位置にあり、みずがめ座から流れる水を受ける姿で描かれてきました。
プトレマイオスの『テトラビブロス』は、南の魚の口にある明るい星へ金星と水星に似た性質を割り当てました。これは古典占星術の分類です。A4 Vという分類や塵の帯は、観測に基づく天文学上の説明に当たります。