占星術

カウス・ボレアリス

かうすぼれありす 別名:Kaus Borealis

意味

カウス・ボレアリスは、いて座λ星に付けられた固有名です。見かけの等級は2.82。橙色に見えるK型巨星で、地球から約76光年離れています。

解説

スペクトル型はK1 IIIbです。K1は太陽より表面温度が低い橙色の恒星、IIIbは巨星のなかでは明るさが控えめな側にあることを示します。

Kausはアラビア語の「弓」、Borealisはラテン語の「北」を意味します。三つのKaus名は、弓を表す語にラテン語の位置を加え、近代に一組として整理されたものです。国際天文学連合は2016年、Kaus Borealisをいて座λ星の固有名として承認しました。

非公式な「ティーポット」の星並びでは、カウス・ボレアリスが蓋の頂点に当たります。ティーポットは、いて座の明るい星を探すための見立てです。射手が持つ弓という伝統的な図像とは、同じ星々を別の形に結んだものになります。

古典占星術では、プトレマイオスが射手の弓とそれを握る手の星々へ木星と火星の性質を配しました。これは古代の象徴上の分類です。K1 IIIbというスペクトル型、約76光年という距離、ティーポットの見立ては、それぞれ観測や後世の星の結び方に基づく情報です。