占星術
射手座
いてざ 別名:Sagittarius意味
射手座は、黄道十二宮の九番目に置かれる柔軟宮・火のサインで、伝統的な支配星は木星です。占星術では、学問、遠方への移動、宗教や哲学、目標へ向けて視野を広げる姿勢を表します。
解説
プトレマイオスは、牡羊座・獅子座・射手座を火の三角形にまとめ、射手座と魚座を木星の住居としました。また、双子座・乙女座・射手座・魚座を「二体的なサイン」に分類しています。二体的とは、一つの図像に二つの身体的要素を持たせた古い呼び名で、現在の柔軟宮に当たります。火は性質、柔軟宮は動き方、木星は支配星という別々の分類です。
Sagittariusは、ラテン語で「射手」を意味する語です。古い星図に描かれてきたのは、弓を引く人物、または上半身が人で下半身が馬の射手でした。プトレマイオスは射手座の恒星を、矢先、弓、弓を握る手、足、尾などの位置に分けて記しています。つまり、遠くへ矢を放つ射手が図像の核です。この射手をケイロンとみる説は広く知られていますが、古代資料には複数の同定が見られます。
占星術のサインと、天文学でいう射手座の星座は、同じ名称でも範囲の決め方が異なるものです。トロピカル方式では春分点を牡羊座0度とし、太陽の見かけの通り道である黄道を30度ずつの十二サインに分けます。これに対して、国際天文学連合が定めた星座は、星座ごとに形と広さが異なる空の領域です。出生図に記された「射手座」は、通常は採用した黄道方式のサインを指します。
出生図では、射手座にある天体が何を表すかによって、広げる対象が変わります。水星なら学び方や伝え方、金星なら好みや関係の築き方に射手座の性質を重ねる、という具合です。ハウスからはその性質が表れやすい生活領域を、アスペクトからは他の天体との関係を読み取ります。人物全体を考える段階では、太陽、月、アセンダントを併せて読み、支配星の木星との関係も照合します。ここまでが、解釈の土台です。最後に、目標へ使える時間、費用、根拠まで具体化すると、象徴を実際の判断へつなげられます。