占星術
メンケント
めんけんと 別名:Menkent意味
メンケントは、ケンタウルス座θ星に付けられた固有名です。見かけの等級は2.06。橙色に見えるK型巨星で、地球から約59光年離れています。
解説
スペクトル型はK0 IIIbです。K0は太陽より表面温度が低く橙色に見える恒星、IIIbは主系列期を終えて膨らんだ巨星であることを示します。
Menkentは、20世紀に広まった比較的新しい名称です。アラビア語で「肩」を表すmankibと、ラテン語化されたKentaurusを組み合わせた名と考えられています。国際天文学連合は2016年、ケンタウルス座θ星の固有名として承認しました。
プトレマイオスの星表では、この星はケンタウロスの右肩に置かれています。星名もこの身体位置をもとに作られました。肩に見えるのは地球から眺めた星の並びであり、周囲の星と一体の天体を作っているわけではありません。
古典占星術では、プトレマイオスがケンタウロスの人間部分にある星々へ金星と水星の性質を配しました。これは星座図をもとにした象徴上の分類です。K0 IIIbというスペクトル型や約59光年という距離は、観測データから求めた天文学上の情報です。