占星術
ミンタカ
みんたか 別名:Mintaka意味
ミンタカは、オリオン座δ星Aaに付けられた固有名です。オリオンの三つ星の西端に見え、肉眼では一つの光に見える一帯が、複数の恒星からなる星系です。
解説
オリオン座δ星は、A、B、Cという三つの成分に分けられ、全体では少なくとも五つの恒星からなる複雑な多重星系です。中心のδ星Aも三重星で、その内側にある二つの大質量星は約5.7日で互いを回ります。地球から見て一方がもう一方の手前を通る食連星です。
国際天文学連合は2016年、δ星AaをMintakaという固有名で承認しました。名称は、アラビア語で「アル・ジャウザーの帯」を意味するmintaqat al-jauzaを縮めた形で、現在のミンタカ、アルニラム、アルニタクに当たる三つの星をまとめて指していました。
ミンタカの位置は天の赤道から約0.3度南です。天の赤道は、地球の赤道を空へ延長した基準線を指します。オリオンの三つ星を追うときは、ほぼこの線上にあるミンタカを西端の目印にできます。
古典占星術では、プトレマイオスがオリオンの肩以外にある明るい星々へ木星と土星の性質を配しました。三つ星にあるミンタカは、この分類に含まれます。食や多重星という性質は、望遠鏡観測と光度測定で確かめられた天文学上の情報です。