占星術
ミラク
みらく 別名:Mirach意味
ミラクは、アンドロメダ座β星に付けられた固有名です。見かけの等級は2.07。赤みを帯びたM型巨星で、地球から約197光年離れています。
解説
スペクトル型はM0+ IIIaです。M0+は表面温度が低く赤みを帯びて見える恒星、IIIaは巨星のなかでも明るい側にあることを示します。
Mirachは、アラビア語で腰帯を表すal-miʼzarに由来します。中世のラテン語星表で綴りが変化し、その一つだったMirachがアンドロメダ座β星の名称として定着しました。西洋の星座図では、鎖につながれた王女アンドロメダの腰に当たる位置です。
望遠鏡でミラクのすぐ近くに見える淡い天体は、銀河NGC 404です。明るいミラクの光に隠れやすいため「ミラクのゴースト」と呼ばれます。ミラクまでの距離は約197光年、NGC 404までは約1,100万光年あり、二つは同じ方向に見えるだけで物理的なつながりはありません。
古典占星術では、プトレマイオスがアンドロメダ座の星々へ金星の性質を配しました。これは星座図をもとにした象徴上の分類です。M型巨星という性質やNGC 404との距離差は、観測から得られた天文学上の情報です。