占星術
アルフェラッツ
あるふぇらっつ 別名:Alpheratz意味
アルフェラッツは、アンドロメダ座α星Aaに付けられた固有名です。秋の四辺形の北東角を作る青白い星で、国際天文学連合(IAU)の一覧では実視等級2.07とされています。
解説
スペクトル分類はB8IV-VHgMnです。B型は表面温度が高く青白く見える恒星の区分で、HgMnは水銀やマンガンなどの吸収線が強く現れる化学特異星を示します。星の大気に見られる元素の偏りを表す分類であり、占星術上の性質を示す記号ではありません。
Alpheratzという名の成立過程は一つに定まっていません。中世の文献では、ペガスス座β星のアラビア語名を短くした形が移った可能性と、馬を指す語から生じた可能性が指摘されています。綴りと対象の星が混同されながら現在のアンドロメダ座α星へ定着したため、「馬のへそ」という一つの意味へ断定するのは適切ではありません。
プトレマイオスの『テトラビブロス』は、ペガスス座の明るい星を火星と水星、アンドロメダ座を金星に似た性質へ分類しています。ただし、アルフェラッツ一星へ具体的な出来事や性格を割り当てた記述ではありません。恒星占星術で参照する際は、現在の星座所属と、ペガスス座にも結び付けられた名称史を区別します。