占星術
リゲル
りげる 別名:Rigel意味
リゲルは、オリオン座β星Aに付けられた固有名です。見かけの等級は0.18で、約850光年先にあるB8 Ia型の青色超巨星です。オリオン座で通常最も明るく見えます。
解説
B8は表面温度が高く青白く見える恒星、Iaは進化が進み、非常に明るく大きくなった超巨星を示します。βという符号ですが、通常はオリオン座α星のベテルギウスより明るく見えます。バイエル符号はおおよその明るさを手掛かりに付けられたため、必ずしも明るい順にはなりません。
リゲルは、明るさや地球へ近づいたり遠ざかったりする速さが複数の周期で変わります。2012年の観測研究は、1.21日から74.7日の周期をもつ19個の脈動モードを検出しました。脈動モードとは、星の内部を伝わる波によって表面の動き方が変わる型です。
Rigelは、アラビア語のrijl al-jauza’を短くした名で、「アル・ジャウザーの足」を意味します。アル・ジャウザーは、現在のオリオン座に当たる星々で表されたアラビア固有の女性像でした。後にギリシャ由来のオリオンと重ねられましたが、語源をそのまま「巨人の左足」と訳すと、元の星の見立てが抜け落ちます。
プトレマイオスは、オリオンの肩以外にある明るい星々へ木星と土星の性質を配しました。固定星占星術でリゲルを地位や成功に結び付ける読みは、この古典分類を受け継ぐ象徴です。星名の由来、占星術上の分類、青色超巨星の脈動は、それぞれ異なる資料に基づく説明です。