占星術
サイフ
さいふ 別名:Saiph・Kappa Orionis・κ Orionis・オリオン座カッパ星意味
サイフは、オリオン座の下側で青白く輝く恒星です。バイエル符号ではオリオン座カッパ星と呼ばれ、国際天文学連合はSaiphを正式な固有名として登録しています。星座絵では、狩人オリオンの片方の膝または足に当たります。
解説
オリオン座の三つ星を中央に見た時、サイフは左下にあり、右下のリゲルとともに狩人の下半身を形作ります。見かけの明るさは約2.1等級です。高温のため青白く見えるB型の明るい超巨星で、超巨星とは太陽よりはるかに質量が大きく、進化が進んだ恒星を指します。冬の夜空では、三つ星とリゲルを手がかりにすると見つけやすい星です。
Saiphという名は、アラビア語で「巨人の剣」を表す言葉に由来します。この巨人とは、星座のオリオンです。ただし、現在のサイフは剣の位置から離れた膝または足にあり、もとの呼称が別の星から移ったと考えられています。星名の意味と、現代の星座絵で示される身体の位置が一致しないのは、異なる時代の星表や翻訳を経て名前が受け継がれたためです。
恒星占星術では、出生図や出来事の図で、サイフと惑星や感受点が近く重なる時に意味を検討します。「剣」という星名から決断力や鋭い行動を連想する解釈もありますが、これは名称から導いた象徴です。恒星の温度や距離と、占星術上の意味は別の情報です。また、固定星の黄道上の位置は歳差によって移動するため、実際に使う場合は対象年の位置と採用する許容度を示します。