占い

占式

せんしき 別名:divination procedure・占いの手順・占術手順

意味

占式とは、占的を定め、卜具を操作し、結果を配列し、決めた順序で解釈するまでの手続き全体です。この辞典では、各資料に記された方法を比較するための実務上の呼び名として使い、流派ごとの違いを前提とします。

解説

タロットの占式には、使用するカード、正逆位置の採否、混ぜ方と引き方、展開枚数、各位置の役割、読む順序、追加札や引き直しの条件が入ります。質問を受けてから意味を言葉にするまでの順序を一続きにすると、どの段階で結果が生まれ、どこから読み手の判断が加わったかを追えます。

ウェイトの『タロット図解』第三部第七節は、質問の人物や事柄を表すカードを先に選び、残りを三回混ぜて切り、十枚を決められた位置へ置く方法を示しています。中央を覆う札、横切る札、過去、今後、周囲、希望や恐れ、結果など、位置ごとの役割も指定されています。資料の範囲は、二十世紀初頭に記された一体系です。

易では、道具を数える操作から結果を作ります。『易経』繫辞上に記されるのは、蓍草の茎を五十本用意し、四十九本を二分して四本ずつ数える手順です。そこから線を重ねて卦を作り、卦辞や爻辞などの文へつなげます。カード配置と同じく占式の比較対象になる一方、道具、結果の単位、解釈資料には個別の記録が必要です。

実占の記録では、「三か月以内の転職準備/七十八枚を使用/正逆なし/相談者がカット/上から三枚/現状・障害・次の行動/左から読む/追加札なし」のように書きます。使用枚数、操作、出たカード、向き、配置は観察できる事実です。「障害位置の塔を計画変更と読む」という文は、位置と占意を結び付けた占術上の解釈になります。途中で手順を変えた場合は、変更点と理由を別に残します。

卜具は、カード、筮竹、サイコロなどの物質的な道具です。占的は、今回何について答えるかという対象と目的を指します。解釈規則は、出た札や卦、位置、向きから意味を導く基準です。占式はこの三つを順序立てて結び、実占全体の進め方を表します。