占い
無作為化
むさくいか 別名:randomization・ランダム化意味
無作為化とは、どの候補が選ばれるかを読み手が意図的に決めにくくするため、選択順や操作を事前に定める工程です。実占ではシャッフル、カット、抽出位置などを整えます。全配列が数学的に等確率かどうかには、採用した混ぜ方に応じた別の検証が必要です。
解説
カードを使う場合は、使用枚数、欠落の有無、正逆位置の採否、混ぜ方、カットする人、抽出位置、カードを戻すかどうかを先に決めます。傷や背面色の違いで表を識別できる札があると、内容を知らずに選ぶ条件が崩れます。道具を点検した後に操作を固定することが、望む札を途中で選ぶ余地を小さくする要点です。
NISTの統計用語集は、科学的な無作為化を、乱数表などにより実験材料を処置へ割り付けたり、観察単位を選んだりする方法とし、思い付きの割付や一定順序の割付と区別しています。実験では、既知・未知の条件が特定の群や実施順へ偏るのを抑えるために使います。この考え方が説明するのは、手順を定める目的です。占術の予測力は別の論点に当たります。
ベイヤーとディアコニスは一九九二年、五十二枚のカードを二つの山に分けて交互に落とすリフルシャッフルを、ギルバート・シャノン・リーズ模型で解析しました。有名な「七回」という目安は、この模型と五十二枚の山、全配列からの隔たりを測る特定の尺度に対する結果です。手で行う別の混ぜ方や七十八枚のタロットには、それぞれに合う模型と検討が要ります。混ぜる回数と数学的に一様な分布は、別々の主張です。
ウェイトの展開法には、山札を三回混ぜて切る手順が記されています。三回は、その歴史的な占式で指定された操作です。全カードが等確率になるかを評価するには、混ぜ方を表す数学模型と配列の分析が要ります。実占で観察できる範囲は、使用した山札、操作、抽出後のカード名、向き、配置です。「この札は転職の好機を示す」という文は、抽出結果へ意味を与えた占術上の解釈に当たります。
偶然抽出は、候補から札を選ぶ工程そのものです。無作為化は、その工程で読み手の意図や一定の順序が入りにくい条件を作ります。ランダム性は、採用した手続きや得られた系列がどの程度予測しにくく、どの確率分布に従うかという性質です。卜具は操作に使う道具を指します。この四つを分けると、道具の状態、選択手順、結果の性質、解釈を別々に点検できます。