哲学・心理

共同意思決定

きょうどういしけってい 別名:shared decision making・SDM・協働意思決定

意味

共同意思決定は、本人と専門家が、利用できる選択肢と根拠、利益、害、不確実性を共有し、本人の価値観、希望、生活状況に合う選択を対話によって組み立てる過程です。専門家は情報と経験を提供し、本人は何を大切にするかを示します。医療で整備された概念であり、占い相談では本人主体の対話を考える参考に範囲を限り、診療上の手順とは区別して示します。

解説

共同意思決定の出発点は、選択が存在すると本人へ伝え、どの程度参加したいかを確かめることです。次に、何もしない案や現状維持を含む選択肢、期待できる利益、負担、危険、不確実性を比較します。本人が大切にすることを聞き、情報と価値観を結び付けて選択を決め、実行後に見直す機会まで設けます。

AHRQのSHAREアプローチは、参加を促す、選択肢を比較する、価値観と希望を確かめる、共に決定へ至る、決定を評価するという五段階です。NICEは、根拠と本人の好み、信念、価値観を合わせ、利益、危険、起こり得る結果を理解できる対話を重視しています。どちらも診断や治療をめぐる医療資料なので、一般の相談へ応用する場合は対象分野の違いを明記します。

共同意思決定への参加度合いは、本人が選ぶものです。助言を強く求められた専門家は、選択肢と理由を示し、どの価値を優先したかを確かめます。意思決定支援ツールは情報整理を助ける道具であり、対話と専門的判断を担うのは本人と専門家です。言葉、時間、通訳、同席者、費用などの障壁を整えることで、形式的な参加を実質的な参加へ近づけます。

共同意思決定とインフォームドコンセントは、重なる部分を持ちながら焦点が異なる概念です。インフォームドコンセントでは、必要な説明、理解、自発性に基づいて本人が同意する条件が中心になります。共同意思決定が重点を置くのは、選択肢と本人の価値を往復しながら、何を選ぶかを共に考える過程です。本人の最終的な権限、専門家の責任、家族の関与は、分野、法令、判断能力、安全条件によって変わります。

タロット相談で事実として確かめられるのは、本人が示した希望、現実に選べる案、期限、費用、契約、専門資料、実際に出たカードです。カードから選択肢の利益や相手の意図、将来の結果を読む部分は占術上の解釈に当たります。カードの意味を採用するかも含め、本人は何を大切にし、どの情報を追加すれば選択を見直せるでしょうか?医療、法律、安全に関する判断は該当する専門情報へつなぎ、カードは本人の価値を言葉にする補助へ置きます。