占い

凶方位

きょうほうい

意味

凶方位は、方角の吉凶を占う方法で、旅行や転居の際に避けるべきだとされる方向です。九星気学では、その時期の星の配置から全員に共通する凶方位を定めるほか、本人の生まれ年などに応じて個別の凶方位も判定します。

解説

九星気学は、一白水星など九つの分類を使う占術です。中央と周囲の八方に九星を並べた図を方位盤と呼びます。九星の一つである五黄土星(ごおうどせい)の方角が五黄殺(ごおうさつ)、その正反対が暗剣殺(あんけんさつ)です。この二つは、本人の生まれ年にかかわらず共通の凶方位とされています。

たとえば五黄土星が東にある盤なら、東が五黄殺、西が暗剣殺です。五黄土星が中央にある盤には、この二つに該当する方角はありません。中央は周囲の八方に属さず、正反対の方角も定まらないためです。その場合も、ほかの条件による吉凶は別に判断されます。

個人別の例が、生まれた年から決める本命星(ほんめいせい)の方角を凶とする本命殺(ほんめいさつ)です。同じ盤でも、本人の本命星によって該当する方角が変わります。判定表を比べる時の要点は、どの星や規則を根拠に「凶」としたかという違いです。

配置は、一年を対象にする年盤や、一か月を対象にする月盤ごとに決まります。一つの盤で指定された凶方位は、出発地点を変えても同じです。変わるのは、その地点から見て目的地がどの方角にあるかという関係です。対象の時期や盤の種類を変えることと、移動の起点を変えることは分けて考えます。

凶という表示だけで、事故や病気が起きると判断することはできません。方位の吉凶は占術上の解釈であり、個別の出来事を確かめた結果とは異なります。移動を決める際に優先するのは、実際の天候や交通などの安全情報です。転居なら、通勤の負担や契約条件も判断材料になります。