哲学・心理

釈義

しゃくぎ 別名:exegesis・本文釈義

意味

釈義は、特定の文章を、語句、文法、構成、成立事情に即して詳しく読み解く作業です。解釈学が解釈の原理や条件を広く考えるのに対し、釈義は目の前の本文と根拠に戻りながら意味を説明します。

解説

釈義は古典や聖書などの注解で発達し、語の用法、文の構造、異本、同時代の背景を調べて、本文が何を意味し得るかを組み立てます。古代ギリシャではホメロス叙事詩の釈義が、解釈を体系的に考える実践の一つになりました。

解釈学は、文章や人間の行為を理解するための方法と、その妥当性を考える領域です。釈義はその実践の一つとして、本文の意味と、後世の読者がそこへ与える意義を混同しないようにします。作者の真理性を前提にせず、作者の意味を問う姿勢も重要です。

タロットや占星術の古典を読む時は、原文、翻訳、版、引用箇所を記録し、後代の解説と現代の実占での提案を分けます。資料に書かれていない対応を、原典の事実として補わないことが釈義の基本です。