哲学・心理

夢系列

ゆめけいれつ

意味

夢系列は、一定期間に記録した複数の夢を、起きた順序に沿って比較するユング派の読み方です。一つの夢だけでは定めにくい意味を、繰り返す像、場面の変化、その時の生活状況から検討します。

解説

夢の内容は、睡眠中に本人の計画とは別に生じます。解釈者の期待だけで意味を決めると、本人の文脈から離れやすくなるため、日付、夢の展開、目覚めた時の感情、本人が像から連想する出来事を順に記録し、次の夢と照らし合わせます。

ユングは『心理学と錬金術』で、約10か月にわたる400の夢と視覚的印象を時系列で検討しました。そこに繰り返し現れた円形や曼荼羅の像は、その事例で象徴がどう変化したかを追う手掛かりです。この象徴はその事例に固有であり、別の夢系列では本人の連想と生活状況から検討します。

カード日記へ応用する場合、意図してカードを引く手順と、睡眠中に夢が生じる過程の違いを押さえます。質問、日付、カード、最初の読み、後日の出来事を残すと、反復と変化を振り返れます。記録を読み返す目的は、考え方や行動が期間中にどう変化したかを確かめることです。