哲学・心理
語り手
かたりて意味
語り手は、物語の出来事を読者へ伝える、作品の中の声や立場です。実在の作者とは区別され、誰が話すか、どの場面から語るか、どんな調子で伝えるかを考える手掛かりになります。
解説
物語論では、登場人物が行為し、焦点化が情報の範囲を決め、語り手がその出来事を言葉にする役割を担います。一人称・三人称に加え、物語の内部にいるか外にいるか、直接語るか距離を置いて報告するかも、語り手を読む手掛かりです。語り手の説明や評価は、出来事そのものと区別して受け取る必要があります。
占いの相談では、相談者の経験、占い手の言葉、カードに重ねた象徴的な声を区別します。「カードが警告した」と書く時も、その文は占い手が選んだ解釈です。誰の判断かを分けると、相談者が同意できる部分と確かめる部分を一緒に見直せます。