哲学・心理
反復法
はんぷくほう意味
反復法は、一度起きた出来事を物語の中で二度以上語る、語りの頻度に関わる技法です。同じ事実を別の人物や別の場面から語り直すことで、出来事の重みや見え方が変わります。
解説
ジュネットは、物語内で出来事が起きた回数と、文章や映像でそれを語る回数の関係を頻度として整理しました。反復法は、一回の出来事を複数回伝える形です。たとえば一件の事故を当事者と目撃者がそれぞれ語る場合、起きた事故は一回でも、読者には二つの語りが届きます。何度も語られること自体は、読者へ示した回数という意味です。現実にその出来事が何回起きたかは、出来事側の記録から別に確かめます。
占いで同じカードや似た解釈が続く時も、現実の出来事の回数とは分けて記録します。引いた日、質問、カード、受け取った解釈、実際に起きた出来事を並べると、同じ問いを繰り返したのか、別の場面で同じ主題が現れたのかを確かめられます。