占星術

プログレス

ぷろぐれす 別名:Progression・Secondary Progression・セカンダリー・プログレス・二次進行

意味

プログレス(進行法)は、出生後の天体運行を別の時間尺度へ対応させ、出生図がどう展開するかを読む占星術上の時期技法です。単にプログレスという場合は、出生後の一日を人生の一年に対応させるセカンダリー・プログレスを指すことが一般的です。

解説

一日一年法では、30歳の時期を調べるなら、出生から30日後の太陽、月、惑星の位置をエフェメリスで求めます。その天体配置を30歳に対応する進行図とし、出生図の天体やアングルと作るアスペクト、サインやハウスの変化を判断材料にします。ここで得られる位置は象徴的な時間換算の結果です。実際の30歳時点の空は、その日のトランジットが示します。

この時間換算は古代の資料にも見られます。ウェッティウス・ウァレンス『アンソロジー』第9巻は、年齢と同じ日数を出生時の日付へ加え、その日の図を作る方法を記しました。現在の実際の天体位置を出生図と比べるトランジットとは基準が違います。方向法は、出生図の点を一定の角度や時刻換算で移す別の技法です。

セカンダリー・プログレスでは、進行した月や太陽、天体のサイン移動、順行と逆行の切り替わり、出生図へのアスペクトが主な判断材料です。月は出生後の一日でも大きく動くため、進行図では太陽より速くサインやハウスを移り、数年単位の変化を示す材料になります。遅い天体は数十日後も位置の変化が小さく、個人の進行図で占める比重は低くなる傾向があります。

アセンダント、MC、ハウスを進行させる方法には複数の方式があります。正確な出生時刻が、アングルやハウスを算出する前提です。ソフトウェアでは、セカンダリー、ターシャリー、コンバースなどの種類と、アングルの進め方を確かめます。進行図は、本人の関心や役割の変化を整理する象徴的な図です。出来事の確定表として使うと、象徴と現実を混同します。トランジット、現実の予定、本人の経験と照らすことで、計算結果と解釈の範囲を区別できます。