哲学・心理
セフィロト
せふぃろと 別名:Sephiroth・Sephirot・Sefirot・セフィロート意味
セフィロトは、ユダヤ神秘思想のカバラで、神性と世界の関係を考える十のセフィラ(単数形)の総称です。生命の樹に配置する図がよく知られますが、名称、順序、意味は文献や学派で同じではありません。
解説
『形成の書(セフェル・イェツィラー)』には、十のセフィロトと二十二の文字を結び付ける記述があります。そこでのセフィロトは、後代のカバラ文献で使われる語と同じ意味に定まっていません。Sefariaの本文と注釈も、用法の違いを示しています。十という数だけで体系を決めず、書名、成立した時期、注釈の立場を確かめる必要があります。
中世のカバラ文献では、セフィロトは無限者(エイン・ソフ)と世界の関係を説明する神的な現れの系列として論じられます。生命の樹は、その関係を図で整理する方法の一つです。ケテル、コクマー、ビナーなどの名称で並べる方式がよく知られますが、ダアトの位置付けを含め、図の構成には資料ごとの差があります。
タロットとセフィロトの対応表は、近代の西洋秘教で広まった体系です。タロットの図像や番号を生命の樹へ置く時は、使う対応表の出典を示します。ユダヤ教のカバラにおける宗教的な概念と、占術で使う対応表は同じ目的で作られたものではありません。