石

石

いし

意味

石は、岩石のかけら、鉱物の標本、宝石、彫刻や建築に使う材料などを日常語で広く指す言葉です。地質学の分類と、作品や占いで石へ重ねる意味は別のものなので、何を指す石かを先に確かめます。

解説

鉱物は、一定の化学組成や結晶構造をもつ天然の無機物です。岩石は一つ以上の鉱物が集まった物質で、花崗岩のように複数の鉱物から成るものもあります。日常語の「石」は、その岩石の破片にも、一つの鉱物結晶にも使われます。宝石は、装身具、展示、工芸に用いられる鉱物や有機質の材料を指す別の分類です。

作品に石が描かれている時は、岩、玉石、宝石、石碑、彫刻、建築材のどれかを見分けます。色、結晶面、磨かれ方、ひび、刻字、置かれた場所は観察できますが、それだけで不変、保護、権威といった意味が決まるわけではありません。たとえば中国の文人石は、庭園や書斎で鑑賞され、自然の浸食による穴やしわなどが評価されました。この例を、すべての地域・時代の石へ当てはめないことが大切です。

タロットや占いでは、石の重さ、硬さ、地面に置かれた位置から、支える条件、動きにくさ、長く残るものを考える比喩にできます。石そのものに守護や治療の作用があるという物性上の証明とは別です。身に着ける品を選ぶ時は、素材名、処理の有無、破損の危険、販売者の表示を確かめ、健康や安全に関する判断は別の根拠で行います。