占星術
乙女座
おとめざ 別名:Virgo意味
乙女座は、黄道を12等分した30度幅の第6サインです。地のエレメントと柔軟宮に属し、伝統占星術では水星を支配星とします。分析、点検、技能、日課を整える働きは、そこから展開した占術上の解釈に当たります。
解説
占星術の乙女座と、空に見える乙女座は範囲と用途が異なります。占星術では黄道上の等しい30度区画を使います。一方、国際天文学連合が定める星座は、境界と大きさがそれぞれ異なる空の領域です。スピカは天文学上の乙女座にある明るい恒星です。神話上の女神アストライアとは種類が異なります。
プトレマイオスの『テトラビブロス』では、乙女座は牡牛座、山羊座と同じ地の三分性に置かれました。また、季節の終わりと次の季節の性質を分かち持つサインへ分類され、現代の柔軟宮に相当します。水星は乙女座の住居と高揚を持つ天体です。ここまでが古典占星術の配当で、分析や実務という語は後世の解釈に属します。
神話上の乙女には複数の伝承があります。アラトスの『ファイノメナ』は、穂を手にする乙女を正義の女神ディケとして語り、父をアストライオスとする伝承にも触れました。後世にはアストライアの名でも結び付けられます。アストライアは、星座神話における対応例の一つです。
出生図では、まず乙女座にある天体を特定します。その天体が示す機能を軸に、ハウスとアスペクトを重ねる順序です。例えば水星なら、情報を分類し、手順へ落とし込む方法が焦点になります。相談で「完璧主義」という性格ラベルが出た時は、具体的な改善案へ展開します。基準、締切、点検項目、休む条件まで決めることが、乙女座の象意を行動へつなぐ鍵です。