占星術

スピカ

すぴか 別名:Spica

意味

スピカは、乙女座α星Aaに付けられた固有名です。見かけの等級は0.98で、約250光年先に青白く見えます。二つのB型星が4日余りで回り合う近接連星で、春の大三角の一角です。

解説

スピカは、二星の光を分けて見ることが難しい分光連星です。分光連星とは、光を波長ごとに分けたスペクトルのずれから、互いに回る星を見分ける連星を指します。二つのB型星は4日余りで公転し、2016年の研究では質量が太陽の約11.4倍と約7.2倍と求められました。主星は、表面が周期的に脈動して明るさとスペクトルが変わるベータ・ケフェウス型変光星でもあります。

Spicaはラテン語で「穀物の穂」を意味し、同じ意味を持つ古代ギリシャ語stachysの名を受け継ぎました。星図では乙女が左手に持つ麦の穂の先に置かれています。国際天文学連合は2016年、この名を乙女座α星Aaの固有名として承認しました。アークトゥルス、デネボラと結ぶと、春の大三角をたどれます。

プトレマイオスはスピカへ金星と、より弱い火星の性質を配しました。固定星占星術で才能や保護を読む時の古典的な典拠はこの分類です。麦の穂から収穫や実りを連想する読みは星図と名称に基づく象徴であり、二星の質量や脈動が占術上の意味を証明するわけではありません。