タロット
ピップ配置
ぴっぷはいち 別名:Pip layout・Pip arrangement意味
ピップ配置は、数札の表面でスート記号をどこに、どの向きで並べるかという構成です。記号の個数が札の値を示すのに対し、配置は中央の記号、上下の組、余白、回転後の見え方を決めます。同じ値の札でも、スートや地域の図柄によって構成は変わります。
解説
配置を調べる時は、最初に記号の総数を確かめ、次に中央の記号、左右の対、上下のまとまりを順に記録します。180度回した時に同じ構成へ戻る札もあれば、剣や杯のように記号自体の上下が見える札もあります。数が合っていることと、回転対称であることは別の確認項目です。
メトロポリタン美術館が紹介する15世紀の「トランプの親方」の数札では、記号の反復が値を示す一方、記号の種類と置かれる位置には変種があります。この実例は、同じ作者群やデッキの中でも、配置を札ごとに比較する必要があることを示しています。
国際プレイングカード協会のマルセイユ版パターンシートには、人物札と複数の数札が並び、同じ型の特徴を比較できます。植物や帯状の装飾が記号の間へ入る場合も、杯、剣、棒、貨幣の位置を先に追えば、基本構成を特定できます。装飾が使う隙間は、その次の記録項目です。
変形カードでは、標準的な位置にあるピップを人物や場面の絵へ組み込む手法があります。絵の内容が増えても、値を読むための配置は下層に残るという例です。タロットで余白や向きから意味を読む時は、図像として確認できる配置と、付属説明書が与える占術上の解釈を分けます。