象徴

平坦な色面

へいたんなしきめん

意味

平坦な色面は、一つの形の内側で明暗の変化をほとんど付けず、均一な色の広がりとして見せる表現です。十九世紀末のポスターには、太い輪郭や単純化した形と組み合わせた作例があります。

解説

作品を見る時は、人物の顔や衣服など、一つの形の内側に光から影への連続的な変化があるかを確かめます。変化が抑えられ、輪郭線や隣り合う色の差で形が分かれるなら、平坦な色面と判断する一つの目安です。トゥールーズ=ロートレックのリトグラフには、日本の木版画から影響を受けた鮮明な色面と曲線が見られます。版画以外にも使われる表現なので、色面の見た目から印刷技法や版数を決めることはできません。