占星術

ブラックムーン

ぶらっくむーん

意味

このページのブラックムーンは、月軌道の遠地点方向を黄道座標で表した占星術上の数理点「ブラックムーン・リリス」です。計算対象には、平均遠地点、真リリスと呼ばれる接触楕円の遠地点など、求め方の異なる位置があります。

解説

天体暦やソフトでは、短周期の揺れをならした平均遠地点をMean Lilith、月の瞬間的な位置と速度に接する仮想の楕円から求める遠地点をOsculating ApogeeまたはTrue Lilithと表記します。月は太陽の重力による摂動が大きいため、接触楕円から求めた位置は平均遠地点の周囲を月ごとに大きく往復します。Swiss Ephemerisによると、その振幅の多くは月の運動を二体問題の楕円へ近似したことで生じる見かけの揺れです。「真」は接触楕円から求めた位置という計算法の名称で、観測上の遠地点への近さとは別の基準です。ソフトによっては、実際の遠地点通過をつないだ自然遠地点または補間遠地点も選択肢となります。使用した点名、天体暦、平均・接触楕円・自然の別を残すと、異なる図の度数差を追えます。

小惑星1181リリスと、かつて想定された第二の月は、ブラックムーン・リリスと別の対象です。ブラックムーンの値は月軌道の計算で得る座標として記録され、物体の観測値と区別されます。リリス神話から拒絶された欲求、境界、自律、反抗などを結び付ける部分は、現代占星術上の象徴解釈です。計算法から得られる位置と、人物の心理や過去へ与える意味では根拠の種類が異なります。実際の経験は、本人の言葉と記録が基準です。