象徴
ちょうこくしつ座
ちょうこくしつざ 別名:Sculptor・Scl意味
ちょうこくしつ座は、面積474.764平方度の南天のIAU星座です。学名はSculptor、略符はSclで、ラカイユが18世紀の星図へ描いた「彫刻家の作業場」を起源とします。
解説
ラカイユが喜望峰で南天を観測し、1756年公刊の星図へ加えた星座がL’Atelier du Sculpteur、つまり「彫刻家の作業場」です。1763年の星表ではラテン語のApparatus Sculptorisと記され、その後Sculptorへ短縮されました。当初からの対象は制作を行う作業場で、日本語名の「彫刻室」もこの意味を伝えています。
この天域には、ちょうこくしつ座銀河とも呼ばれる渦巻銀河NGC 253があります。地球から約1300万光年離れ、星が盛んに生まれているスターバースト銀河です。銀河の名は地球から見た方向に由来し、彫刻作業と物理的な関係があるわけではありません。
占術で素材に手を入れて形を作ること、技能を反復して磨くことへ結び付ける読みは、彫刻家の作業場から広げた現代的な象徴です。古代神話に由来する星座ではありません。制作の図柄、銀河NGC 253の観測事実、採用する占術上の意味を分けると、説明の根拠をたどれます。