占星術
アルゴル
あるごる 別名:Algol意味
アルゴルは、ペルセウス座β星の主星Aa1に国際天文学連合(IAU)が認めた固有名です。三つの恒星からなる星系で、内側の二星が約2.87日ごとに互いを隠すため、肉眼でも分かるほど明るさが変わります。
解説
食変光星とは、一方の星がもう一方の手前を通る「食」によって、見かけの明るさが変わる星です。アルゴルの内側の二星はその代表例で、温度の低い準巨星から高温の主星へ物質も移っています。さらに、この二星の外側を約680日で回る三番目の星があります。
Algolは、アラビア語のras al-ghul「魔物の頭」を縮めた名で、プトレマイオスが記したゴルゴーンの頭に対応します。星図上の位置はメドゥーサの目のそばから額まで一定せず、「まばたく目」だからこの名が付いたという説も現代の後付けです。10世紀のアッ・スーフィーは、アルゴルの変光を記録していません。
プトレマイオスの『テトラビブロス』は、ペルセウス座全体を木星と土星に似た性質へ分類しています。これはアルゴル一星の人物像や吉凶を記したものではありません。食による変光は星系の観測事実であり、恒星占星術の個別の意味は、後世の文献と合の範囲に基づく解釈です。