占星術

アルファルド

あるふぁるど 別名:Alphard

意味

アルファルドは、うみへび座で最も明るいα星の固有名です。国際天文学連合(IAU)の一覧では実視等級1.99で、橙色に見えるK3 IIIa型の巨星に分類されています。

解説

巨星とは、中心部の水素を主な燃料とする段階を過ぎ、半径と明るさが大きくなった恒星です。K型は太陽より表面温度が低い恒星の区分で、そのためアルファルドは橙色を帯びて見えます。星座図では、長いうみへびの心臓に当たる位置へ置かれています。

Alphardは、アラビア語のal-fard(孤独なもの)に由来します。周囲に同じほど明るい星が少なく、一つだけ目立つ見え方から生まれた名前です。これは地球から眺めた星の配置を表しており、アルファルドが宇宙空間で単独の存在だという意味ではありません。

プトレマイオスの『テトラビブロス』は、うみへび座の明るい星々を土星と金星に似た性質へ分類しました。一方、孤独という象徴は主に星名から発展した後世の解釈です。出生図で参照する場合は、星名の語義だけで人間関係を決めず、解釈の出典と、その星がどの天体にどれほど近いかを確かめます。