占星術
アークトゥルス
あーくとぅるす 別名:Arcturus意味
アークトゥルスは、うしかい座α星に付けられた固有名です。IAUの一覧では実視等級-0.05とされ、北斗七星の柄の曲線を延ばすと見つけられます。
解説
スペクトル型はK1.5IIIで、橙色に見える巨星です。巨星とは、中心部の水素を使い終えるなどして主系列星の段階を離れ、半径と光度が大きくなった恒星を指します。SIMBADに記録された固有運動も大きく、遠方の星を背景にした空の上での位置が、長い年月のうちに比較的大きく移ります。
古代ギリシャ語名の意味は「番人」です。「熊の番人」や「北の番人」という説明は、近世以降に、熊や北を表すギリシャ語と結び付けて生まれた民間語源とされています。近くにおおぐま座があるため理解しやすい説明ですが、古代の名に初めから「熊」が含まれていたとは断定できません。
プトレマイオスの『テトラビブロス』は、赤みのある明るいアークトゥルスを火星と木星に似ると分類しました。これは古典占星術で用いられた惑星との対応です。一方、恒星が橙色に見えることや空の上を移動する固有運動は天文学上の観測事実であり、それだけを根拠に占術上の意味を導くことはできません。