哲学・心理

認識論的外在主義

にんしきろんてきがいざいしゅぎ 別名:epistemological externalism・外在主義

意味

認識論的外在主義は、信念が正当化される条件に、信念ができた過程の信頼性や事実とのつながりなど、本人が内省しても把握できない要素を認める立場です。何を外的な条件とみなすかによって、複数の理論に分かれます。

解説

ここでいう正当化とは、ある考えを信じてよいだけの根拠があることです。内在主義は、その根拠が本人の意識や振り返りから確かめられることを重視します。外在主義は、本人が理由を説明できるかという点に加え、信念が実際の事実と適切につながっているかを正当化の条件に組み込みます。

代表例の一つが信頼性主義です。この理論では、知覚、記憶、推論などの信念形成過程が、通常の環境で繰り返し正しい信念を生むかどうかを重視します。たとえば、十分な明るさの下で視力に問題のない人が文字を読んだ場合、本人が視覚の仕組みを説明できなくても、その知覚過程には一定の信頼性があります。

外在主義には複数の理論があり、因果関係、信頼性、真理を追跡する性質など、どの外的条件を重視するかによって考え方が異なります。慎重に考えた人が、本人には見抜けない環境のために誤った時、その信念を正当化されていないと評価してよいのかという反論もあり、内在主義との論争が続いています。

占いの直感を信頼できると主張するには、判断過程が安定した条件で繰り返し正しい結果につながるかを調べるため、質問、解釈、予測期間、結果を事前に記録し、一致した例と外れた例を同じ方法で数えます。認識論的外在主義は、信念と事実のつながりを問い、直感の信頼性にも検証を求めます。