哲学・心理
信頼性主義
しんらいせいしゅぎ 別名:reliabilism・process reliabilism・過程信頼主義意味
信頼性主義は、信念を生み出した過程が真なる信念を安定して生むかどうかを、知識や正当化の条件として重視する認識論上の立場です。広い呼び名ですが、代表例にはアルヴィン・ゴールドマンの過程信頼性主義があります。
解説
信頼性は、一回の答えが当たったかという結果と区別されます。止まった時計でも一日に二度は正しい時刻を示しますが、その時計を見る方法は時刻を安定して知る過程として不適切です。校正された時計を通常の条件で読む過程なら、多くの場合に真なる時刻の信念を生みます。信頼性主義は、このような真理へ結び付く傾向を、個々の信念の認識上の地位を説明する要因に置きます。
ゴールドマンの過程信頼性主義では、信念を形成または保持した認知過程の履歴が重要です。標準的な知覚、記憶、適切な推論は、代表的な候補として挙げられます。本人がその過程の仕組みや信頼性を説明できなくても、過程が実際に信頼できれば正当化され得るという点で、外在主義の一種です。証拠主義や認識論的内在主義は、本人が持つ証拠や振り返れる理由へ異なる重みを置きます。
どの過程の種類を評価するかという論点が、一般性問題です。同じ信念を「視覚」「昼間の視覚」「眼鏡をかけて近距離の文字を読む視覚」と分類すると、対応する成功率が変わる可能性があります。さらに、実際には正しく働く能力を持つ人が、その能力を疑う十分な理由を持つ事例では、信頼性だけで正当化を説明できるかが争点です。こうした反例を受け、通常の環境、利用できる反対証拠、認識的な徳などを加える修正案も提案されてきました。現在の信頼性主義には、複数の理論と修正案があります。
方法を評価する時は、まず出力となる命題と使用条件を定めます。時計なら「標準時と一分以内で一致する」、天気予報なら「翌日の降水の有無を所定の地点で判定する」といった基準です。その後、成功例と失敗例を同じ規則で集め、更新や環境の変化も記録します。結果を見てから基準を広げると、偶然の一致まで成功に数えやすいからです。哲学上の信頼性と統計手法には区別があり、継続記録は過程が真理へ結び付くという主張を調べる資料になります。
タロットでは、使用デッキ、質問、配置、カード、向き、解釈文を同じ書式で残すことが、手続きの一貫性を調べる材料です。図像から象徴を結び付ける部分は占術上の解釈であり、相談者の内心や将来の出来事について述べた部分は外部世界への主張になります。解釈手順を毎回同じにした事実が示す範囲は、手続きの一貫性までです。期日、判定条件、外れた記録を先に決めた規則で残すと、印象的な一致と過程の信頼性を分けて検討できます。