石

モルガナイト

もるがないと 別名:Morganite・ローズベリル・ピンクベリル

意味

モルガナイトは、マンガンに関わる桃色から橙桃色を示す、宝石質ベリルの変種です。淡い色が多く、見る方向で桃色の濃さが変わる多色性をもちます。親愛、思いやり、対話という意味は、桃色の外観から導く象徴解釈です。

解説

ベリルはベリリウム、アルミニウム、ケイ素を含む鉱物です。桃色から橙桃色の変種をモルガナイト、青緑から青色をアクアマリン、緑色をエメラルドと呼びます。桃色のベリルにGIAが採用する変種名はモルガナイトまたはピンクベリルです。「ピンクエメラルド」は同じベリルの仲間であることを伝えても、二つの変種名を混同させます。

桃色には結晶構造へ入った微量のマンガンが関わり、主な色は淡い桃、紫みの桃、桃橙、サーモン色です。同じ石を方向を変えて見ると、淡い桃色と濃い青みの桃色が現れる多色性もあります。カッターは正面から色がよく見えるよう原石の向きと厚さを選ぶため、淡色石では仕上がりの深さと大きさも重要な要素です。

モルガナイトは、揮発性成分に富むマグマ由来の流体がゆっくり固まったペグマタイトで、大きな結晶へ育つ場合があります。現在の主要な流通産地の一つがブラジルのミナスジェライス州です。最初期のマダガスカル産地は濃いマゼンタ色の原石で知られますが、産地名と色の品質は別の情報なので、個々の石は測定値と鑑別書から判断します。

流通品では、橙みや黄みを弱め、より純粋な桃色へ整える加熱処理が広く用いられています。GIAによると、処理後の色は安定し、加熱の有無は通常検査の判定範囲外です。このため、未処理という表示を重視する場合は、鑑別書の検査範囲を見たうえで、加熱の検出可否を販売表示と切り分ける必要があります。

モース硬度は7.5から8で、擦り傷への抵抗は比較的高い宝石です。ただし、硬い衝撃と強い熱は避けます。手入れには温かな石けん水が安全です。液体包有物や亀裂のある石、まれに充填処理された石では、超音波洗浄と蒸気洗浄を避け、石座の緩みや欠けも先に点検します。

1910年にマダガスカルのローズベリルが知られた後、鉱物学者ジョージ・F・クンツは、芸術と科学を支援した宝石収集家J・P・モーガンにちなむ名称を提案しました。タロットでは、桃色の濃淡、透明度、方向による色の違いを図像上または観察上の事実として記録できます。それらを親愛、思いやり、対話へ結び付ける段階は占術上の解釈です。いま伝える必要がある要件は何で、日時、希望、返答期限のどれを言葉にすると相手が答えやすくなりますか?