哲学・心理
再著述
さいちょじゅつ意味
再著述は、問題ばかりが目立つ人生の語りに、本人が大切にしてきた行為や出来事を加えて語り直す、ナラティヴ・セラピーの実践です。問題の影響と、それに応じてきた経験を分けて見直し、つらさも語りの中に残します。
解説
ナラティヴ・セラピーでは、問題と本人を分け、生活や関係にどんな影響を及ぼしてきたかをたずねます。その中で、問題の影響が弱かった場面や、大切にした価値に沿って行動できた場面をユニークな結果として見つけ、時間、関係、価値とのつながりに置き直して、別の物語を厚くします。
占いでは、カードを経験を振り返る問いの入口として用います。たとえば「私は失敗ばかりだ」という語りなら、うまくいかなかった事実を残しつつ、助けを求めた日、続けられた行動、守りたかった関係を記録の中から探します。再著述は、臨床的な会話の実践という位置づけです。医療・心理支援が必要な状況では、地域の支援窓口や専門家との対話が先です。