占星術
基準面
きじゅんめん意味
基準面は、緯度や軌道傾斜角を測る時に、0度の土台として選ぶ平面です。座標枠では互いに直交するx軸とy軸がこの面を作り、面に垂直なz軸が正側の向きを定めます。
解説
座標系を完成させるには、平面に加えて、位置をどこから測るかという原点、平面上で経度や赤経を0度とする方向、軸がどの時点の向きを保つかという基準時刻も必要です。たとえばJ2000.0の黄道面と観測日当日の黄道面は、どちらも黄道を名乗りますが、両者の向きには差があります。
赤道座標は天の赤道を基準面にして赤緯を測り、黄道座標は黄道面を基準にして黄緯を測ります。地平座標で基準になるのは観測地点の地平面です。天の赤道上の点は赤緯0度ですが、黄道との二つの交点以外では黄緯0度にならないため、同じ天体の座標値も採用した面によって変わります。
軌道要素では、地球を回る人工衛星なら天の赤道、太陽を回る天体なら黄道面が基準の例です。別の惑星を回る探査機には、その惑星の赤道面を選ぶこともあります。軌道傾斜角と昇交点は選んだ面に対して定義されるので、数値を比べるには中心天体、基準面、座標枠、元期をそろえます。
一般的な出生図のサイン度数は、地球中心から見た天体の黄経を黄道へ沿って表します。赤緯アスペクトでは天の赤道、日心図では太陽中心の座標を使うため、別の計算条件です。どの面を採用したかは結果を再現するための前提であり、その座標へ人物や出来事の意味を結び付ける段階は占術上の解釈に当たります。