占星術
元期
げんき意味
元期は、恒星の座標や天体の軌道要素が、どの時点の値として示されているかを定める基準日時です。観測した日時と同じとは限らず、数値を別の時点へ換算する出発点になります。
解説
恒星は空間を動き、太陽系天体の軌道も時間とともに進むため、座標や軌道要素には適用する時点が必要です。異なる星表を比べる場合は、一方の数値をもう一方と同じ元期へ換算します。恒星では、星自身の移動を天球上へ投影した固有運動も計算に加えます。
代表的な標準元期J2000.0は、2000年1月1日12時TTです。TTは地球時と呼ばれ、天体暦の計算に使われる一様な時刻系を指します。一方、J1991.25のように年の途中を表す元期もあります。
元期と、座標軸の向きを定める基準系は別の情報です。米国海軍天文台は、ヒッパルコス星表を例に、座標系はICRSに基づきながら、掲載位置の元期はJ1991.25だと説明しています。占星術で恒星との合を計算する時も、星表の基準系と元期を確かめ、使用日へ換算した条件を記します。