象徴

北アメリカ星雲

きたあめりかせいうん

意味

北アメリカ星雲は、はくちょう座の方向にある発光星雲NGC 7000(Caldwell 20)です。可視光では、明るい水素ガスと手前の暗い塵が作る輪郭が北アメリカ大陸に似て見えます。

解説

空ではデネブの近くに広がり、デネブは星雲を探す目印になります。星雲を光らせる主な電離源とされるのは、北アメリカ星雲とペリカン星雲の間に位置する早期O型星「バハマル星」です。O型星とは表面温度が高く、周囲の水素を電離させる強い紫外線を放つ恒星を指します。

NGC 7000とペリカン星雲IC 5070は、W80と呼ばれる同じ大きな星形成領域の明るい部分です。両者の間にはL935という分子雲が手前に重なっています。分子雲は低温のガスと塵が集まる星間雲で、その塵が背後の可視光を遮るため、写真では二つの星雲が分かれ、北アメリカの海岸線やメキシコ湾に似た暗い輪郭が現れます。

可視光の写真は大陸に似た外形を捉えますが、赤外線は塵を通り抜けやすく、内部や背後の若い星を映し出します。スピッツァー宇宙望遠鏡の観測では、約100万年の若い星の集まりが複合体の各所に見つかりました。見慣れた形は観測波長によって崩れ、その奥に星形成領域の構造が現れます。

占いでこの画像を手掛かりにするなら、複数部署が関わる案件について、表から見える担当範囲、間を遮る情報不足、共有すべき進行状況を分けて考えます。土地や国家へ結び付ける意味は大陸型の愛称から広げた現代的な連想で、はくちょう座の神話や天文学上の分類とは由来が異なります。