石
鉱脈
こうみゃく意味
鉱脈は、岩石の割れ目や空隙を鉱物が満たしてできた、板状または線状の地質体です。金属鉱物を含むことがありますが、石英や方解石などの脈石だけから成る場合もあり、鉱物が沈殿した経路を示します。
解説
多くの鉱脈では、地下を動く熱水などの流体が割れ目へ入り、温度、圧力、成分の条件が変わる場所で溶けていた物質が結晶として沈殿します。熱水とは、地下で加熱された水を主とする流体です。鉱脈の両側にある岩石は母岩と呼ばれ、鉱脈が母岩を切る関係は、どちらが後にできたかを考える手掛かりになります。
採掘の対象になる鉱物を鉱石鉱物、近くに伴うものの回収対象から外れる鉱物を脈石と呼びます。この呼び分けは、採掘目的と処理工程における鉱物の位置付けです。鉱脈が何度も開いて鉱物で満たされると、成分や粒の大きさが違う帯が重なります。線状の外形から道筋や蓄積を連想する読みは、地質の形成過程を借りた文化的な比喩です。