占星術
年周視差
ねんしゅうしさ意味
年周視差は、地球が太陽の周囲を公転して観測地点が変わるため、近い恒星が遠い背景天体に対して一年周期で動いて見える現象です。その角度から恒星までの距離を三角測量できます。
解説
半年おきに地球軌道の反対側から恒星を見ると、二つの観測地点は約2天文単位離れます。年周視差pは、このときに測る最大位置差の半分にあたる角度で、太陽と地球の平均距離1天文単位を基線として定義されます。pを秒角、距離dをパーセクで表すと、両者の関係はd=1/pです。したがって、視差が1秒角なら1パーセク、0.1秒角なら10パーセクになります。年周光行差も一年周期の位置ずれですが、こちらは観測者の速度を原因として、遠い恒星にも最大約20.49秒角生じる補正です。占星術で恒星と天体が同じ度数付近に重なるかを比べる場合は、年周視差、年周光行差、固有運動のどこまでを座標へ反映したかをそろえます。これらの数値は天文学上の補正を担い、占術上の意味は別に解釈します。