占星術

サイデリアル・ゾディアック

さいでりあるぞでぃあっく

意味

サイデリアル・ゾディアックは、恒星に対してほぼ固定した牡羊座0度から黄道を30度ずつ十二分する方式です。春分点を0度に置くトロピカル方式との角度差をアヤナーンシャと呼び、採用する方式によってサイン内の度数が変わります。

解説

計算では、対象日時のトロピカル黄経とアヤナーンシャからサイデリアル黄経を求めます。仕組みを示す簡略例として、トロピカル黄経100度からアヤナーンシャ24度を引くと76度です。黄道を牡羊座0度から30度ずつ数えるため、この値はサイデリアルの双子座16度に当たります。実際のソフトは、選択したサイデリアルモードの基準時と歳差モデルを含めて計算します。

牡羊座0度を恒星へ結び付ける方法には、ラヒリ、ファガン/ブラッドリーなど複数の体系があり、同じ日時と天体でも算出度数に差が生じます。境界に近い天体はサイン名まで変わる可能性があるので、結果には黄道方式、アヤナーンシャ名、天体暦、日時を添えます。

地球の自転軸が長い時間をかけて向きを変える歳差が進むにつれ、春分点は恒星に対して移動します。トロピカル方式は動く春分点を牡羊座0度に保ち、サイデリアル方式は恒星側の基準から0度を定めます。この基準の違いが、時代とともに変わるアヤナーンシャへ表れる仕組みです。一方、国際天文学連合の星座は境界で囲まれた不均等な空域です。サイデリアルの十二サインは各30度で、へびつかい座を含む88星座の区画とは別の座標分類に属します。

方式を替えても天体の観測方向は同じで、変わるのは黄道の起点とサイン名です。サイデリアル占星術では、選んだ方式で得たサインやアスペクトへ意味を与えます。トロピカル方式との一致や優劣を評価するには、計算上の位置に加えて、採用する技法と検証基準が必要です。まず計算条件を固定し、同じ体系の中で配置を読み進めます。